BLACK PEPPER(3)

イセは橋の上にいた。

川は一直線に伸びて、河岸も土手も、土手に沿って植えられている銀杏の木も、高さが揃った工場やビルも一点に収束するように放射状になる。

その一点を見つめていると、自分も一緒に収束して吸い込まれるような感覚がして、ゾクゾクと産毛が逆立つ。

白より白い

白より白い入道雲

もくもくもくもく入道雲

羊の毛?入道雲

太陽と雷にはさまれた入道雲

両側から光が当たる入道雲

いつもより立体的な入道雲

でも爽やかな白の入道雲

あのこは濡れずに帰れたかな